僕が10代の頃、日本は超円高で(確か90円前半台だったと記憶してる)
昨日まで建築業だった人がいきなり海外に商材を買い付けに行って
コッチで高くで売る"バイヤー"と言われる人が激増した。
確か当時のヤンキーには"GESS"の真っ白のゴリ極太ズボンが
面白い様に売れた時期だったと記憶している。
その余波は僕にも多少の恩恵があった。
円高で旅費も安く、海外での生活費も格安で行けるって事で
サポートされていたお店から年間5回程
ハワイに行かせて貰っていた。
サポートしてもらっていた店はサーフショップなので、買い付けよりも
「円が強い間に安くでサーフィンしまくろう」
がメインで、パシリにホモ連れて行くぐらい安いもんや....みたいなノリ
だったかも知れないけども
とにかく、真っ黒の人達とタウンで毎回1ヶ月程
僕は全くお金は払わずパシリとして共同生活をさせて貰っていた。
(3週間17000円の所持金で行った事もあった..)
お金を払ってないが故、毎朝5時に起きて
現地に住んでいるプロサーファーさんの電話を待ち、
その日波の良いポイントを聞き、真っ黒い皆さんを起こし
炎天下のポイントでビデオ撮影をし。
昼間、真っ黒い皆さんは昼寝
その間に僕はチャイナタウンにあるアアラパークでスケートをし
夕方またサーフィンのビデオ撮影をして
フードパントリーでバドワイザー1箱とありえないデカさの
肉の塊を買いに行き晩飯を作ってから
夜はカラカウア通りで黒い皆さんの"ナンパ"のアシストをしていた。
僕は18か19、黒い皆さんは30代半ば...."ひっかかる人"が僕には
"おばさん"にしか見えなかったが
"ひっかかった人"が黒い人達とシェアしてるマンションに来て
作ってくれる、"ツマミ"が毎日焼いただけの肉の塊だった僕には
最高に嬉しかった。
で、全く酒が呑めなくていっつもコーラで
なおかつ免許をとって2秒程の僕が
ドデカイ左ハンドル車で右側通行で
おばさんと真っ黒い人を乗せて
サウスにある夜景の綺麗な"タンタラスの丘"へ案内させるのが
日課になっていた。
正直、車の運転が怖過ぎてタンタラスの丘の夜景なんか見てる
余裕は一切なかった。
普通に観光で行ってなかったので
今だかつてカメハメハの銅像なんて見た事は無い。
何なら海に足首より上に入水した事すら無い。
でも10代の僕には強烈な影響を与えた国であるには
間違いない。
昼間のアアラパークで現在ルーキーのプロライダーで
元祖女の子スケーターのジェーミーリンズと滑ったり
今は無くなったけどもNEWDEALのプロライダーに
パーティーに誘われたり....(あまりにヤニこかったから
逃げたけど...)
とにかくハワイのサーファー、スケーターは本当に
騙して金奪うつもりちゃうか?とこっち疑う程"温かい"人が多い。
アメリカ本土の人とは全然違う感じがある。
島国で、観光都市で年中暖かくて
元々日系の人が多く共通の趣味(スケートボード)
があるからかも知れないけども
僕はハワイと言う国
そしてハワイのスケーター、サーファー達は大好きである。
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コレ読んでる人は殆どスケーターだろうと思うけども
最近、日本の大会で優勝もし、期待の新人サーファーの代表
と言われている
(スケートで言うたらP,rodとかPJみたいな感じかな?)
Jason"BATS"shibataと言うプロサーファーもハワイの人なんだけども
ひょンな事から知り合って、一回一緒に呑んで、今でも
たまにメールしている。
来日すれば毎回「HOMOROは元気してる?」ってまわりに聞いてくれてる
らしいけど、僕知ってる人なんサーフ界にはいないのに....。
多分、サーファーの人は「オマエが何でBATSのメアド知ってるねん(怒)」
って思って怒ってるでしょうね...。
その細やかな気遣いが、適当で大雑把てイメージの強い
アメリカ人とは思えない"ハワイ人"としての"温もり"を感じる。
サーフィンしないけども「好きなサーファーは?」と聞かれる事が
もしあれば間違いなく僕はBAT'Sと言う。
で、もう一人。
最高に"温もり"のあるハワイ人の友達がいる。
MAKO OZAKI
物凄い遠い所に住んでるのだから、ほっておいて疎遠になっても
全くおかしく無いのに、MAKOはここ10年手紙やメールを定期的に
くれる。
以前もブログで書いたけども、今でもハワイでMAKOに聞いて
日本にいる僕を探して来てくれる人までいる。
本当に長期的な詐欺にでも遭ってるのか?と勘違いする位え〜ヤツ。
そんなMAKOからいつもの様に全部ローマ字でメールが届いた。
まず彼はいつもハワイのスケートシーンから教えてくれる。
element team. chad muska, bam, tosh, and chris senn came to hawaii.
から文章が始まり、ハワイに来ていたELEMENT teamの事が書かれていた。
やっぱり、Muskaのスター性は他のプロスケーターとは比べ物に
ならないらしく、MAKOの文章にも
the muska is the man!!!
そう書かれていた。 This is my ELEMENTの時に僕も書いたけども彼の
スター性はホンモンみたいですね...。
で、いつものメールは「hayaku HAWII ni oideyo!!」で終わるのだけど
そこから、MAKOからのメールはまだ続いていた。
ato boku wa 8-31-07 ni kettekon suru koto ni natta!!!
と書いてあった。
MAKOからは以前から彼女と結婚したいとは聞いていた。
ただ、国籍が日本とアメリカで交際結婚は簡単ではないと聞いていた
一度、ハワイから日本の彼女の父親に合いにも行き、
彼女の父親と話する前に「YUSUKE、緊張でおなか痛い」って電話して
来ていた。
僕はその時、下呂温泉に浸かって鬼リラックスしてたけど....
「LOVEやでMAKO!!」ちゅう全くマトを得てない、しかも一番LOVEに
無縁な僕がそう言っていた。
ちなみにホームページのTEAMの写真でMAKOと一緒に写ってる
女性が奥さんになる人。
子供達は親戚の子なのでMAKO達の子供ではない。
http://sunflower-shoeru.com/sunflower/team/makoto.html
招待状送るからね!!
そうメールに書かれていた....行きたい。
でもお金も時間も....MAKOも急過ぎるから無理だよね?と書いていたが
行きたい...。
とにかく、結婚式に間に合わなくてもハワイに行く事に
しようかと今悩んでる。
で、行けば何とかなると思うので一緒するヤツいないか探そうと思ってる。
だれかホモロウとホモハワイ行きたいちゅう猛者いないかな....?
スケートスポットは間違いなくMAKOが案内してくれるし
"タンタラスの丘"への道順は今でも覚えている(笑)
よ〜く見えてるDVDを売ってるタバコ屋も完璧に覚えてる。
MAKOのメールは
search for animal chiN!!!
でしめてあった。
10年以上スケートボードしてるヤツなら、この言葉聞いてモゾモゾしないヤツは
100000%いないはず.....!