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sunflowerのHOMOROが適当に何か書きます。
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今日の小林 【帰郷】 完結


夜中の国営放送は面白い。
大体350mlのビールなら3本目位で見ると更に面白い。

ガキの頃はマジで嫌いだった国営放送だったけども
深夜はコクのある番組をたまにやってる。
と同時にあまりに他の番組が面白くないのも
あると思う。

字幕放送みたいに
お笑い芸人のギャグに画面下部の
テロップで補足するのが大嫌いで…。
何ならフォント使いやモーションを与えて
芸人の至らぬ話術をフォローしてる感すらある。
あれは芸人が面白いのではなくて
絶妙のタイミングでテロップや効果音を入れて
いる編集者が面白くしてるだけな気がする…。

かと言って耳が不自由な方が全編楽しめるまでの
文字での補足があるわけでも無いし…。

ある関西の辛口芸人(本業は歌手)が
今の芸人さんは芸の肥しのエサをもらわず下剤まで使って
ネタと言う名のウンコをTV局から出せと言われ
下痢のウンコにテロップやありきたりの企画で
飾りつけされてる状態で、ウンコも出せず
栄養失調になってブッ倒れたら女性スキャンダルで
つぶす…て言ってた。

本当にそうと思う…。

に比べて、夜中の国営放送は面白い。
国民から徴収した受信料をネコババする位予算のある
放送局だから…他局なんて比にならない"B" な面をも
兼ね備える放送局。

深夜から朝まで数時間垂れ流しで放送される
のど自慢大会【予選】の放送なんか
ほぼ前衛芸術の域に達するクオリティーの高さをキープ
している。
生ではなく収録だから、テープも沢山いるだろし
ある程度の編集もしなくてならない。
で、あのクオリティーを保持してるのは凄い。
今まで見入ってしまって東から登る太陽に対面してしまい
次の日の仕事に支障が出た事も何度もある。

つい先日もごっつコクのある番組に出会った。
"なんちゃらアーカイブス"ちゅう番組で過去に国営放送が
放送した番組の中で秀逸だったドキュメントを再放送している
番組で、その夜のプログラムは
60日間でアメリカのロスからニューヨークまで数百kmをマラソンで
走るマラソン大会のドキュメント。

賞金なし、期間、距離ともに長過ぎるので
応援する人なし、いるのは数人のボランティアと
大会参加者の家族だけ。もちろん全部自腹。
ゴールしたからちゅうても何もなし。

国営放送がちょうどバブルの真っ只中で
受信料を湯水のごとく使ってた時代なのか
冷たい位冷静に全工程を追っかけて収録していた。

そのテロップも補足説明も効果音も無いドキュメントに
全く感情の起伏のないナレーションが
逆に面白く、心に響いた。

「演技やろ?」と思う位いきなりブッ倒れるとある参加者。
全く"心配"なんて演出なく冷酷に撮る国営放送…。
「仲間に挨拶もなくランナーは去った…」
と感情の起伏ゼロのナレーション。

また他のランナーはスタート地点でナンパしたギャルに
「俺の事を本当に好きならゴールのニューヨークで再会しよう」
そう言って走り始めた。

何とナンパされたギャルはニューヨークのゴール地点で
そのランナーを待っていた。

民間放送局ならここでCMまたぎの応酬でハグのシーンは
ドスローでBGMはセリーヌディオンあたり…
画面左上の小画面でスタジオの久○あたりのタレントが
涙ぐむシーンが写ってて確実に15分はつなぐ。


が、国営放送は数分の垂れ流し撮影に

「感動の再開」

の感情の起伏ゼロのナレーションで終わり。

フォアグラとカラスミでキャビアをはさんで
フカヒレソースでもぶっかけた様な贅沢な素材使いに
"国"のパワーを感じた。

エンディングテロップの時には6本程の空のビール缶を
小脇に多少の涙すら流れた。

が…よ〜考えたらこのマラソンは
揃えの黄色いシャツを着て募金を
つのりながら武道館目指すとかでも無い…。

荒野を走りぬける大型運送トラックの運ちゃんからしたら
危なっかしい馬鹿にしか見えないだろうと思う。
(いきなりランナーが過労で道の真ん中でブッ倒れたりするのだから)

が、その様を恐ろしく冷静にそれらを
収録するだけで変態の僕は恐ろしく感動した。

一体国営放送はこの番組で何を伝えたかったのか
あんまり分からないけども
あまりに意味が無い行動でも"やりきった"らソレなりに
感動するというのは分かった。


この放送は奇しくももTVカメラがあったから放送された。
で、関西の片隅で感動する視聴者もいた…。
おそらく共感する人が多かったから再放送されているのだと
思う。


意味もなくアメリカ横断マラソンするのも
あまり意味なくプラプラ旅するのも
今現在の社会での解釈ではただの無駄以外の何モノでも無いと
思う。でもやった人なら分かると思うが得る物は沢山ある。

そしてつい先日、カメラクルーもいず、目的もあんまり無く、共感する者も
いず、時間と金だけを浪費し、浴びるように酒を呑んだ馬鹿が
自転車の旅に終止符を打った。
旅の期間はおよそ2年、内1年間は京都で滞在していたが、東京から愛媛の
間の町は殆ど自転車一台で回った事になると思う。

その馬鹿の名前は"小林正和"

1年の京都滞在間、第三者に彼を紹介する時に
冠言葉に「自転車で東京から来た…」を付けていた。

この紹介での第三者の反応が様々で面白かった。
大体、僕ら世代から上の"ド昭和"世代の男性は過剰な反応をし
小林君の取った行動に歓喜していた。
が、同じ男性でも昭和から平成の過度期世代の子達は
一様に「へ〜」位のものだった。
それはその子達にそういった超馬鹿なストイックな経験が無いから
共感出来ないのか昭和ど真ん中世代にロマンチストが多いからなのかは
僕には分からない。

ちなみに女性には昭和産まれであろうが平成産まれで
あろうが、恐ろしくウケは悪かった。
なんなら"つかみ"で小林君には【きったない人】程度の
レッテルを貼られる扱いだった。(実際、本当に汚なかったし)
基本超ドMの小林君は嬉しそうだったが
根本的に女性はリアリストである事を実感した。

旅も終盤、小林君の追い上げは
「車か?」と思う程の高スピードで、少し肌寒くなったのに
宿を探す事なくゴールに早く到着する為なのか野宿を繰り返し
1日100km以上もの距離を自転車で漕ぎ続けた。

とかく酒呑みで、基本だらしのない小林君、
2年も旅をして家族の顔が早く見たくなったのか
それとも、地元で待ってる女(ひと)がいるのか
とにかく小林君を突き動かす"何か"が故郷にはあるのは確実だった。

旅最終日、実に1日で170kmもノンストップで自転車を
漕いで実家に到着した小林君
「たった今着きました寝ます」
とメールが来た。

さすがに疲れているだろうから返事は返さずユックリさしてやった。
明日にでも旅の終了を気になるあの女(ひと)に報告に行くのかぁ〜?
なんて勝手なロマンス妄想を広げていた時に
名古屋に住む元小林君の飼い主からメールが来た。

「あの馬鹿どうして急いで帰ったか知ってます?」
そうメールして来た元飼い主。

ロマンス回答を期待しつつ
「いや知らないです」
と返す僕。


「地元のツレとキャンプ行く約束したからですよ!!あの馬鹿」
と元飼い主。

正味、絶句した。

地元のツレと野宿する為に野宿をしまくって急いで故郷へ帰る...。
フルマラソン参加の為に42.195km以上走ってマラソン会場へ行く
様なもの...。

僕が小林君の約2年にも及ぶドキュメント番組を製作するなら
ナレーターさんにとっておきの感情起伏ゼロの声で
超無機質に


「馬鹿は死んでも治らない」


そうナレーションしてもらいたい。





PS お疲れ小林君!! 俺月曜休みやしパークで待ってるわ。
  当たり前にチャリで来いよ!! 
| sunflowerblog | OHENRO | 15:42 | comments(5) | - |
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遂に小林君ゴールしたんですね。
でもまたキャンプに出かけるって事は
来年の春にはまた京都にいるかも知れませんね…

この旅ブログもおしまいですね…

ソレより気になるのは国営放送のドキュメント番組
見たいですわ。
| 708 | 2007/11/02 3:58 PM |

708>
またヤツが旅モードに入る事は考えられるで。
その時はこのコーナー再開やな
| homoro | 2007/11/02 4:17 PM |

ソレまで楽しみに待ってます!!
国営放送の深夜番組チェックして
| 708 | 2007/11/02 4:25 PM |

どーもです。
名古屋GOのツレです。。
完結ですか。。お疲れ様でした。

しかし、homoroさんの言い回しは面白いですね。。
最近はこのブログがかなりのブームです。
と言っても私とGOの間だけですが……
個人的に思う事は、そこらの放送作家より
いい感じです。。
このブログは夜な夜な読むには最高です。
homoro さん的に言えば、国営放送?みたいな感じです。

この企画でムービー的な物を作れば、
そこらの自己満足スケートビデオよか売れそうな気が…
とにかくこのブログからうかがえる企画力には負けました!!

もし小林が世界一周チャリの旅!なんてのをやる様であれば
なんか作れますね!!

ちなみに私も昭和なんで、"なんちゃらアーカイブス"…
見ちゃうほうです。。

今、昔を思い出し、GOが忘れていった
sunflowerさんのBu-04ビデオを見てます。

当時、GOが言っていた事は、
こう言うビデオが売れないと意味がない!
テクニカルな事ばかりが先行してたり、
同じ有名スケーターばかりで…とか、、
京都ビデオはとにかくスゲー的な事
を言ってました。。

事実このビデオは今でも十分いけてると思います。

長々となりましたが、
改めて京都は凄っ!
と感じました。











| omi | 2007/11/04 1:22 AM |

omi様>
返答遅れてすみません。
昨夜メッセージを読ませて頂きまして
ベロベロだった事もあり
嬉しくて泣きかけました。

GOさん、キャバクラばっか行ってるみたいですが
ホンマは熱い人なんですね(笑)

小林君は色んな人に支えられて
フルマックス馬鹿できる幸せもんですね。

また馬鹿企画考えますんで
続けてブログをお楽しみ下さいませ。
GOさんにも宜しくお伝え下さいませ。
| homoro | 2007/11/06 2:33 PM |










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