今回はそないヲタクでもないビデオですが
今、四国を自転車で旅してる小林君がスケートボードを始めて、
一番最初に買ったビデオらしいのでコレにしました。
製作は今から14年前。
ブランドは”101(ワンオーワン)”と言うブランドで当時
恐らく、スケートボードシェアの半分は牛耳っていた”WORLD INDUSTRIES"
の子会社。
今でもWORLD INDUSTRIES社はありますが、14年前のこの会社の
勢いは物凄い物があったと記憶しています。
とにかく半年に一回はWORLD INDUSTRIESの子会社が増えては無くなり、
世の中が”ナタデココ”やドラマの”高校教師”で沸いてるのに僕は
そんなもの脇目もそらさず
同じWORLD INDUSTRIES系列会社のライダー移籍や
新規ブランド誕生を繰り返す事に歓喜して
いた記憶があります。(今から思えばそう言う”オープン景気”狙いの
ビジネス方法だったと思いますが)
この当時、日本で大ブレイクしていた”bitch"ってブランドは
このWORLD INDUSTRIES社から離脱したライダー達が
立ち上げたブランドへの抗議行動でほぼ”ジョーク”で立ち上がった
ブランド。
そのブランドが今現在スケート業界を支えてる”GIRL"。
(エリックコストンも101から離脱してGIRLへ行ったクチ)
売れっ子ライダーがGIRLってブランドを立ち上げて独立したから
”bitch"だったんです...。
そんな意味や経緯があってのジョークブランドがアメリカで販売出来る
はずもなく、とっととWORLD INDUSTRIES社は日本の会社に権利を売って
日本製ビッチは当時のヤンキーのフェイバリットアイテムになって
いました...。
話がずれましたが
この101チームを仕切っていたのが、”ナタスカウパス”と言う人で
ゆわゆるストリートスケートの草分け的存在の人。
チョット前、エレメントのライダーとして復帰していましたが
今は多分クイックシルバー社のアートディレクションをしてるはずです。
彼は”サタン信仰者”で、非常にアートディレクションに優れた人なんですが
いきなりエロ本のアートディレクターになったりしたはる人なんで
面識はないですが、相当ヘンコなのは間違いありません。
パッケージも上の写真の箱は101の箱ではありません。
違うビデオの真ん中にタイトルステッカーが貼ってあるだけで、この箱は
他に全然関係ない”HOW TO ゴルフ”の箱にステッカーが貼って
あるバージョンもあります。
ビデオのタイトルも相当フザけてるし
SNUFFって”嗅ぐ”意味ですが、他に”殺す”って意味もあって
殺人現場を撮った映像を”SNUFF VIDEO"とか言います。
ボスのナタスカウパスが後の方の意味でこのタイトルにしているのは
ほぼ間違いないと思います。
さて本編。
しかしYOUTUBEって便利ですね。
世界には僕と同等のヲタクが存在してるんですなぁ〜。
実に9分弱ちゅう劇短い尺で、トロみすら出て来そうな濃い内容。
ワシントンのボス”アンディストーン”から始まり
ガキの”ジェイソンディル”
ノークレジットでマジで1カットだけ出演の”ガブリエルロドリゲス”
から、”アダムマックナット”、シメは”ジーノ”。
どう考えても14年前のスケートボードではないし、画質の粗いのと
ウィル(タイヤ)が40mm前後(当時はそのサイズが流行だった)なのを除けば
今でも充分ヌける内容。
スケートしてない人にはホンマ意味分からん内容でしょうね...。
ごめんなさい。
ならスケーターじゃない人へはこんな小話を...。
このビデオのシャバい思い出と言えば14年前...。
そう僕は高校生か大学生だったと思う。
このビデオを彼女に買って貰っているのに、あまりにも早く観たくて
彼女に「はよ帰れ」と言ってしまって、京極の商店街のシェーキーズピザの
前で号泣された記憶があります。
でも...そんな甘酸っぱい思い出よりも
14年たった今でも”アダムマクナット”のシーンで使ってある
スコットマッケンジーの”花のサンフランシスコ”のカバーが
誰の曲なのかマジで知りたいです。
コレ読んで、YOUTUBE観て、その曲誰か歌ってるか知ってる人は
ホンマ真剣に教えて下さい。
最後に当時お付き合いしてたMさんごめんなさい。
僕は14年全く成長してないです....。
PS,この時代の混沌とした1990年代のWORLD INDUSTRIES社の
物語のドキュメント映画が今製作中らしいです。
○ボーイズ&ドック○ウン世代では無い僕はコッチの映画の方が
相当気になります。